【再発防止策1】 全教職員の危機対応能力の向上を図ります。
▼全教職員への呼びかけ
・事件7年目を迎えての学長メッセージを大学ホームページに掲載(平成20年5月8日)
▼学校安全担当学長補佐の設置
・学校安全担当学長補佐を引き続き設置(平成20年4月1日再任、任期2年)
▼附属池田小学校事件対策コーディネータの設置
・学内役職者及び学長特別補佐から計6名をコーディネータとして任命(平成20年4月1日、任期2年)
▼学校安全プロジェクト・チームの設置
・担当学長補佐のもとに学校安全プロジェクトチームを引き続き設置し、学校安全への取組みを総合的に企画・立案
▼防犯教室講習会への参加
・文部科学省・大阪府教育委員会主催大阪府防犯教室講習会へ参加(平成20年8月18日、附属学校教員2名)
▼応急手当普及員の確保と普通救命講習会の継続実施
・第6回応急手当普及員講習会を実施(平成20年8月20日・21日・22日、大学教員3名・附属学校教員5名、事務職員7名、計15名が普及員資格を取得、総計110名の普及員を確保)
・平成20年度教職員のための普通救命講習会を実施(平成20年11月26日、参加教職員21名)
▼防災・安全マニュアルの作成・配布
・引き続き携帯電話で閲覧出来る防災ハンドブック(簡易版)による非常時の対応を徹底
・引き続き安全マニュアル(教職員用)による緊急時の対応を徹底
▼全学的な非常時の危機対応訓練の実施
・地震発生とそれに伴う火災の発生を想定した非常時の危機対応訓練を柏原キャンパスで実施(平成21年3月9日)
▼防災等対策委員会の開催
・防災等対策委員会を開催し安全確保の状況及び非常時の対応体制を確認(平成21年3月9日)
▼全教職員のIDカード着用の徹底
・引き続き全教職員にIDカードの常時着用を徹底
▼「学校安全の日」事業の実施
・「学校安全の日」に全教職員を対象に事件の語り継ぎを実施(平成20年6月10日)
・平成21年度「学校安全の日」事業実施委員会を編成し事業計画を立案(平成20年10月20日・12月8日)
▼学校安全への意識と知識の向上
・平成20年度学校安全推進フォーラム(文部科学省)に参加(平成20年10月24日、教職員4名)
・「大阪府安全なまちづくり推進会議」に機関加盟し活動に参画
・『「大阪教育大学学校安全の日」の制定について』を改訂し、教職員に周知(平成21年4月1日)
【再発防止策2】 教員養成機関として、学校安全に関する実践的な教育・研究を充実します。
【再発防止策3】 教員養成機関として、適切な危機管理や危機対応を行える教員を養成します。
▼学校安全・安全教育の推進
・学校安全教育推進委員会を設置し、引き続き学校安全教育の在り方を検討
・引き続き養護教育講座に教員7名を配置し、学校安全教育の担当体制を確保
・教養基礎科目「学校危機と心のケア」【選択必修】を開講(平成20年度柏原キャンパス)【登録学生数:592名】
・教職専門科目「学校安全」【必修】を開講(平成20年度柏原キャンパス)【登録学生数:801名】
・教科専門科目「体育ⅣA(保健と学校安全)」【選択必修】を開講(平成20年度天王寺キャンパス)【登録学生数:42名】
・教科専門科目「体育ⅣB(保健と学校安全)」【選択必修】を開講(平成20年度天王寺キャンパス)【登録学生数:36名】
・第二期中期目標・中期計画に、学校安全に関することを基本目標の1つとして設定
▼授業における事件の語り継ぎ
・「学校安全の日」に授業の中での事件の語り継ぎを実施(平成20年6月10日、柏原キャンパス:参加教員数82名・参加学生数2,714名、天王寺キャンパス:参加教員数19名・参加学生数332名、計:参加教員数101名・参加学生数3,046名)
▼学生のための普通救命講習会の実施
・第6回応急手当普及員講習会を実施(平成20年8月20日・21日・22日、大学教員3名・附属学校教員5名、事務職員7名、計15名が普及員資格を取得、総計110名の普及員を確保)【再掲】
・平成20年度学生(柏原キャンパス)普通救命講習会を実施(前期6回、後期6回実施、参加学生381名)
・平成20年度学生(天王寺キャンパス)普通救命講習会を実施(4回実施、参加学生105名)
・平成21年度前期学生普通救命講習会の実施計画を立案
▼全学的な非常時の危機対応訓練への学生の参加
・地震発生とそれに伴う火災の発生を想定した非常時の危機対応訓練を柏原キャンパスで実施(平成21年3月9日)【再掲】
▼防災・安全マニュアルの作成・配布
・引き続き携帯電話で閲覧出来る防災ハンドブック(簡易版)による非常時の対応を徹底
・引き続き安全マニュアル(学生用)を作成し、全学生に配布(平成20年4月)
・引き続き「もしもの時の連絡先(命のカード)」を作成し、全学生に配布(平成20年4月)
▼学校安全教育プログラムの開発事業
・平成19年度「特別教育研究経費」による学校安全教育プログラムの開発事業を継続(平成18年4月-)
▼学校安全・安全教育の研究
・(独)科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発事業「犯罪からの子どもの安全を目指したe-learningシステムの開発」(藤田大輔、2007年9月-)
▼学校安全主任講習会の開催
・全国の学校教員を対象に平成20年度学校安全主任講習会を開催(平成20年7月31日-8月1日、8月2日は希望者のみ受講参加者70名)
【再発防止策4】 附属学校園における安全管理の状況について、定期的な実態調査を実施します。
▼全附属学校園における事件の語り継ぎ
・「学校安全の日」に全附属学校園で事件の語り継ぎを実施(平成20年6月8日前後)
▼安全管理の実態調査
・引き続き全附属学校園へ安全管理の点検の毎月実施及び四半期ごとの報告を指示(平成20年4月28日)
・学校健康教育の推進に関する調査を実施(平成20年7月31日、文部科学省)
・「学校の安全管理の取組状況に関する調査」及び「学校における自動体外式除細動器(AED)の設置状況調査」の結果を周知(平成21年3月26日、文部科学省)
▼防災等対策委員会の開催
・防災等対策委員会を開催し安全確保の状況及び非常時の対応体制を確認(平成21年3月9日)【再掲】
▼学校防犯計画の見直し
・各附属学校園で学校防犯計画等の見直しを実施
▼学校保健安全法施行への対応
・学校保健安全法の要点を正副校園長に説明(平成20年11月14日)
・学校保健安全法施行に伴う準備状況の確認(平成21年3月)
・学校保健安全法施行に伴う準備及び教職員への周知徹底を附属学校部長名で依頼(平成21年3月19日)
・大阪府警察本部に協力要請(平成21年4月16日)
▼救急救命講習の実施
・各附属学校園で救急救命講習を実施(平成20年5月23日-12月8日)
▼附属学校園における防犯・防災・避難訓練
・全附属学校園での防犯・防災・避難訓練を計画的に実施(平成20年4月3日-平成21年2月19日)
【再発防止策5】 附属学校園における安全管理の状況について点検、見直し、改善を継続して行います。
▼学校の安全管理への注意喚起
・地域での幼児児童生徒に関わる事件情報や不審者情報に伴う注意喚起を随時実施
・登下校時における幼児児童生徒の安全確保について周知(平成20年5月7日、文部科学省)
・地域ぐるみの学校施設防犯・安全点検支援事業を周知(平成20年6月6日、文部科学省)
・学校における転落事故等の防止について周知(平成20年6月20日、文部科学省)
・学校保健法等の一部を改正する法律を公布(平成20年7月9日、文部科学省)
・学校における転落事故防止の留意点について周知(平成20年8月29日、文部科学省)
・学校における転落事故防止のためのリーフレットを作成・配付(平成20年10月20日、文部科学省)
・学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議が「学校施設における事故防止の留意点(第一次報告)」を公表(平成20年12月25日、文部科学省)
・防犯教室用の小学校低学年向けリーフレット「大切ないのちとあんぜん」を配布(平成21年3月16日、文部科学省)
▼学校安全対策経費の確保
・平成20年度の大学予算に学校安全対策経費を計上(平成20年3月)
・平成21年度の大学予算に学校安全対策経費を計上(平成21年3月)
・国の平成21年度予算に「子ども安心プロジェクト」経費を充実確保
▼附属学校園の安全対策の実施
・耐震改修工事(附属高等学校池田校舎西館、附属池田中学校・附属高等学校池田校舎体育館、附属特別支援学校)
・ヘルメットの配備(全附属学校園)
・AEDの追加整備(平成20年10月、附属池田小学校 平成21年3月、附属池田中学校、附属高等学校池田校舎)
・緊急通報システムの保守(平成20年12月4日・5日、附属池田小学校)
・緊急通報システムの保守(平成19年12月20日、附属池田小学校)
・110番通報システムの保守(平成20年6月16日、9月29日、12月18日、平成21年3月12日、附属幼稚園、附属平野小学校、池田小学校、附属平野小学校、附属特別支援学校)
・遊具の安全点検(平成20年4月-6月、附属幼稚園、附属天王寺小学校、附属池田小学校、附属平野小学校、附属特別支援学校)
・遊具の修繕(平成20年6月-平成21年3月、附属幼稚園、附属天王寺小、附属池田小、平野小学校、附属特別支援学校)
▼学校安全主任の設置
・引き続き全附属学校園に学校安全主任を設置
・学校・PTA・地域・警察等が一体となった学校安全管理の推進
・引き続き全附属学校園に学校安全管理委員会を設置
・保護者へ学校安全への協力を要請(平成20年7月)
・安全管理の徹底について附属学校部長名で依頼(平成21年3月19日)【再掲】
・大阪府警察本部に協力要請(平成21年4月16日)【再掲】
▼校長職への専念
・校長の教授職務の軽減による校長職務への専念を促進(平成21年4月)
【再発防止策6】 学校危機メンタルサポートセンターにおいて 国内外の危機管理の取組や実際の学校危機事例等の調査研究を行います。
【再発防止策7】 学校危機メンタルサポートセンターにおいて 国内外の危機管理の取組や実際の学校危機事例等の情報の収集・分析・発信を行います。
▼国内外の危機管理の取組の調査研究
(独)科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発事業「犯罪からの子どもの安全を目指したe-learningシステムの開発」を継続実施(藤田大輔、2007年9月-)【再掲】
・ドイツ及びデンマークの小・中学校における子どもの安全教育と安全管理に関する実地調査(平成20年9月)
・文部科学省主催平成20年度学校安全推進フォーラムに参加(平成20年10月)
・中国華東師範大学及びその附属小学校、南京師範大学における学校危機管理に関する実地調査(平成20年10月)
・イギリスのロンドン・バーネット地区内の小学校及び地区内の遊戯施設・道路等を含めた地域内の小学生の登下校時の安全確保についての実態調査(平成20年10月)
・トルコ及びギリシャの小・中学校における学校危機管理及び安全教育に関する実地調査(平成20年11月)
・文部科学省主催子どもの心のケアシンポジウムに参加(平成20年12月)
・オーストラリアの小・中学校における学校危機管理及び安全教育に関する実地調査(平成21年2月)
・独立行政法人日本スポーツ振興センター主催学校安全研究大会に参加(平成21年2月)
・台湾の小・中学校における学校危機管理及び安全教育に関する実地調査(平成21年3月)
・韓国のセーフスクールにおける学校危機管理及び安全教育に関する実地調査(平成21年3月)
▼情報収集・分析・発信等について
・「被害者支援」、『対人関係における暴力-その理解と回復への手立て』(藤岡淳子編)、131-148、岩崎学術出版社
・平成19・20年度研究収録「学校危機管理の進め方と養護教諭の役割」、京都市養護教育研究会への作成協力
・「こころのケアのために」(保護者版、児童生徒版)パンフレット、京都市養護教育研究会・学校危機管理研究委員会の作成監修
・日本トラウマティックストレス学会第8回大会プレコングレス研修会で、学校危機時の学校運営と心のケアをテーマに学校精神保健の専門家向けワークショップを実施(平成21年3月、参加者50名)
・学校危機メンタルサポートセンター紀要「学校危機とメンタルケア」創刊号を刊行(平成21年3月)
・トラウマ心理相談室監修子ども用パンフレット「もうすぐうんどうかい-子どものトラウマへの心理教育-」を作成(平成21年3月)
▼セミナー等の開催
・センター定期セミナー「不安障害の子供に対する認知行動療法」等を開催(計8回)
・全国の学校教員を対象に平成20年度学校安全主任講習会を担当(平成20年7月31日-8月1日、参加者70名)【再掲】
・第5回学校教員を対象とする教職員研修「学校危機の基礎と実践」を実施(初級:平成20年7月28・29日、参加者51名、中級A:平成20年8月21日、参加者18名、中級B:平成20年8月22日、参加者18名)
・第6回フォーラム「学校危機の諸相とその予防戦略を考える」を開催(平成21年3月6日、参加者140名)
・吹田市・大津市依頼研修「吹田市・大津市養護教諭研修会」を実施(平成20年8月25日、参加者24名)
・泉南市依頼研修「泉南市保健主事・養護教諭研修会」を実施(平成20年9月10日、参加者13名)
・群馬県立前橋高等学校依頼「総合的な学習:犯罪被害に遭った児童生徒への社会的・教育的支援に関する講義」を担当(平成20年11月13日、参加者36名)
・和歌山県依頼研修「和歌山県日高地方小中学校事務研究協議会研修会」を実施(平成20年12月12日、参加者40名)
・教養基礎科目「学校危機と心のケア」【選択必修】を担当(平成20年度柏原キャンパス)【再掲】
▼その他
・大阪教育大学・池田地区学校安全管理委員会委員
・大阪教育大学・平野地区学校安全管理委員会委員
・兵庫県こころのケア研究部会委員
・柏原市安全なまちづくり推進協議会委員
【再発防止策8】 学校危機メンタルサポートセンターの人的物的資源を充実していきます。
▼運営体制の整備
・平成21年度も事務職員1名、事務補佐員1名を確保
・平成20年度の共同研究員数:学校危機管理部門44名、トラウマ回復部門29名
・平成20年度の大学予算にカウンセラー経費を計上(平成20年3月)
・平成21年度の大学予算にカウンセラー経費を計上(平成21年3月)