教員をめざす高校生対象の「教育プログラム」を実施

2023.10.24

教員をめざす高校生対象の「教育プログラム」を実施

 全国の高校3年生を対象にした教員養成に関する講座「教育プログラム」(全6回)を実施しました。この講座は、本学が令和3年度から実施している学校推薦型選抜(特別枠)入試の出願資格にも該当するものです。

 高校生らは、プログラムのうち第1回から第4回はオンデマンドによる動画視聴での講義を受け、第5回はオープンキャンパスに参加しました。第6回はオンラインによる受講生交流・講義・修了式を開催し、53人が修了しました。

 第1回は、プログラムを担当する大継章嘉特任教授・学長補佐、瓜生彩子教授、川端康之入試アドバイザーによる自己紹介と、プログラム修了までの注意事項や動画視聴期間および課題提出期間等の説明がありました。続いて、川端アドバイザーが「教員養成大学で学ぶことの意味」をテーマに講義しました。第2回は「教師の仕事の実際~あなたにとっての「先生」とは~」、第3回は「教師の仕事の実際2~学校組織で働くということ~」、第4回は「現代の子どもたち~人権教育のとりくみ~」をテーマに、瓜生教授が講義を担当しました。

 第3回の講義を受けた生徒のひとりは、「いじめなどをはじめとする学校のさまざまな問題に対応するために、教師だけでなく多くの人が「チーム学校」として関わっていることを初めて知りました」との声を寄せました。第4回の講義を受けた生徒からは、「いじめや差別問題などの人権問題を早期発見し対処するためには、どんな些細なことでも生徒から話してもらえるよう、先生と生徒の間に信頼関係をつくることが大切だと思いました。先生になったら、さまざまな違いを認め合うことができる学校づくりをしていきたいです」といった感想が聞かれました。

 第6回では、最初に受講生たちがグループに分かれ、本学学生の司会のもと、自由に話し合い交流をはかりました。その後、大継特任教授、瓜生教授、川端アドバイザーによる最後の講義がありました。瓜生教授と川端アドバイザーは、講義の課題やアンケートを通じて寄せられた受講生の言葉から、教員養成大学で学ぶ意義や、教師という仕事の重要性について振り返りました。大継特任教授は、現代の学校や教師を取りまくさまざまな課題について解説しました。 最後に、大継特任教授が修了証書を読み上げ、「本プログラムで学んだことを糧として、皆さんが教師への道を大きく前進されることを願っています」と修了の挨拶を述べました。

 

教育プログラムの詳細については、以下のページをご覧ください。

教育プログラム

 

川端アドバイザーによる講義の様子
川端アドバイザーによる講義の様子


瓜生教授による講義の様子

修了証書の画像
修了証書

(入試課)