役員離任式を3月28日,事務局棟4階大会議室にて開催しました。 式には,今期をもって退任する長尾彰夫学長,成山治彦理事(附属学校・地域連携担当),野口克海監事(業務担当)の3人が出席し,栗林澄夫理事・副学長からの送辞の後,教職員に向けてそれぞれが挨拶を述べました。 野口監事は「十分に役目を果たしたとはいえないが,監事職に限定せず幅広い分野で貢献できたと思う。退任後は,かねてからの夢だった実践教育に取り組んでいく」と新天地への期待に胸を膨らませました。 続いて,成山理事は6年前を振り返り,「就任直後,附属学校の再編問題が起きた。当時,大学と附属学校との関係は相互不可侵であったが,それを相互連携へと180度方針を転換した。今後,附属学校を大学運営の中心に据えてほしい」と本学における附属学校の比重の拡大を託しました。また,広報についても「(2009年の)開学60周年事業において,“発信する大教大”という経営戦略を打ち出した。大学全体で自負を持ち,本学の存在を発信し続けてほしい」と期待を寄せました。 最後を締めくくって長尾学長は「学長就任以前は,なんでもひとりでやろうとした。もっと周囲に任せて自らは判断・指示に徹しなさい,と人から言われたものだった。そんな状態から脱却し,今,あらためて私は周りの陣容に恵まれ,支えられていたと感じる」と感謝の意を述べました。また,“ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思わざりし”と在原業平の歌にたとえ,「いつかは退任するときがくると思っていても,そのときがこんなに差し迫ってこようとは思わなかった」と現在の心境を語りました。 3人は,職員から花束を贈呈された後,大勢の教職員に拍手で見送られながら,本学を後にしました。
[左上写真]左から野口監事,成山理事,長尾学長[右上写真]退任の挨拶を述べる長尾学長[左下写真]職員から花束の贈呈[右下写真]教職員から拍手で見送りを受ける長尾学長
(総務企画課)