障がい学生修学支援ルームが,支援利用学生と支援協力学生を対象とした研修合宿を8月28日(水)から29日(木)の2日間にわたり,柏原キャンパスで実施しました。 28日(水)の午前は,大阪市立聴覚特別支援学校中学部・高等部生の大学体験活動に取り組みました。支援協力学生たちが,木立英行ルーム長の模擬授業を題材に,大学で行っているパソコンテイクなどの情報保障活動を実演しました。また,キャンパス見学をオリエンテーション形式で行い,生徒たちと支援を通じて交流を深めました。この大学体験活動には,支援学校の生徒22人,保護者12人に加えて,校長をはじめ教員13人も参加しました。 同日午後には,関東聴覚障害学生サポートセンターの岡田孝和氏による講演がありました。生まれつき聴覚に障がいがあった同氏自身の成長過程やアメリカ留学時代の修学支援経験,帰国後に携わった大学での障がい学生修学支援活動などを話し,学生らは熱心に耳を傾けました。 また,安福純子特任教授を中心としたミーティングを2日間で3回実施し,前期の修学支援活動を踏まえ,今後の在り方について熱心に話し合いました。 ほかにも,手話を通じて学ぶ企画,自己紹介企画,音楽コンサート,遠隔情報保障研修,学生スタッフの活動報告など,学生ら自身による企画も多く取り入れられ,今後の本学の障がい学生修学支援の充実につながる研修合宿となりました。
[左写真]岡田孝和氏の講演[右写真]手話を通じて学ぶ企画結果発表
(障がい学生修学支援ルーム)