本学卒業生で短編アニメーション作家の和田淳(わだ あつし)さんが5月21日(火),柏原キャンパスで1,2回生を対象とした教養基礎科目「キャリアデザイン」の授業でゲスト講師を務めました。 和田さんは,本学教養学科芸術専攻美術コースの卒業生です。2012年・第62回ベルリン国際映画祭短編部門で「銀熊賞」(審査員賞)を受賞したことで一躍有名になりました。授業では初期の作品から受賞作品の「グレートラビット」までを上映しながら,進路を悩み抜いた学生時代を振り返り,映像を学ぶ専門学校や大学院にも通い,アニメーション作家の道に踏み出す覚悟を固めるまでの経験を語りました。「みなさんもそれぞれがいろいろな道を進むと思いますが,覚悟を決めたからには責任をもつ心構えが大切」などとメッセージを送りました。 講演終了後,学生から「作風を変えようとは思わなかったのか」「作品の意図を伝えるために分かりやすくすることはしないのか」など,活発な質問が出されました。和田さんは「観た後で,心に余韻を残すような作品をめざして,これからも作品を作り続けたい」などと意欲を語りました。
(総務企画課)