本学特別支教育援講座は,「インクルーシブ教育に対応する教員養成推進プログラム」と「東日本大震災被災障がい者(児)支援プロジェクト」の平成24年度報告書及びDVDを制作しました。 このうち「プログラム」の報告書及びDVDでは,附属平野五校園と連携して実施された交流及び共同学習,及びその事前学習として取り組まれた障がい理解教育の成果などが紹介されています。新たな障がい理解教育の視点に基づく取り組みが児童・生徒に様々な変化をもたらしたことが確認できる内容になっています。
また,「プロジェクト」の報告書及びDVDでは,「震災への思いを行動に」と始められた平成23年度の活動を継続し,岩手県田野畑村での障がい児支援活動,新たに始められた仮設住宅の障がいのない児童への学童保育,神霜祭(大学祭)での岩手県田野畑村の特産物販売などが紹介されています。今後,地元に密着した真の復興をはかるためには,「人による人への支援」が一層求められていることが提起されています。特別支援教育講座の冨永光昭教授は「大災害の爪痕が残る中でも明るく元気な子どもたちの姿とともにご覧頂き、今求められている支援の必要性について共に考えて頂けたら幸いです」と話しています。
(総務企画課)