大規模地震による災害を想定した防災(避難)訓練を,柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部の指導の下,11月14日(水)に柏原キャンパスで実施し,教職員と学生ら約1,000人が参加しました。 当日は,午前11時55分に震度6強の地震が発生したという想定で,柏原キャンパス自衛消防隊を立ち上げ,地震発生後の被害状況を情報収集し,授業中の学生約900人を避難誘導,負傷者を救護・搬送する等の訓練を行いました。 一連の訓練を終えた後,柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部の小池一彰消防司令から「概ね想定通りの訓練ができていました。しかし,阪神・淡路大震災の教訓から,いざとなったら救急隊員の到着は期待できず,初期消火や負傷者救出等の処置は,大学関係者自らが行わなければなりません。そういったことを念頭に置き,さらに改善を加え,今後もこうした訓練を継続していくことが大事です」との講評がありました。続いて長尾学長が「訓練を行ってみて,まだまだ不十分なところが多々あることが確認されました。いざという時に適切な行動がとれるよう防災意識を啓発し,TPOに応じた訓練を充実させていきたい」と挨拶しました。 本学では,今後も参加対象を拡げ,今回得られた課題を改善し,訓練を重ねていく計画です。
(総務企画課)