関西電力が要請している「15%以上」の節電が7月2日(月)から始まったことを受け,本学での省エネルギーの夏季アクションプランが,同日から9月28日(金)までの期間で実施されています。関西電力管内では,この夏の電力需給が昨年以上に大変厳しくなると見込まれるため,本学では夏季省エネ計画を策定し,附属学校等を含めて取り組むこととし,教職員だけでなく,学生に対しても教育の一環として,日常生活や教育研究等を通じて節電・省エネルギーを呼びかけています。 期間中における最大電力の目標値は,平成22年度夏季の最大使用電力に比べて15%削減した値とし,各キャンパス及び附属学校等において平成24年度夏季最大電力目標値を設定,「平成24年度夏季最大電力目標値」としています。 「15%以上」という数値は,附属学校園を含めた大学の構成員が一体となって取り組まなければ達成できないことから,本学では,5月23日(水)に栗林澄夫理事をトップに教職員,学生から構成される「第1回省エネルギー推進委員会」を開催し,「実施計画」(夏季アクションプラン)を策定しました。 計画事項の内容は,分野別に「空調関係」(10項目),「照明関係」(6項目),「パソコン節電」(3項目),「事務機器・実験機器等の節電」(7項目),「その他」(2項目)から構成されており,計28項目を打ち出しています。昨年に引き続き,本学入口エスカレーター前のミスト(微細な霧の噴射装置)の稼働,北西進入路フェンスの横断幕の設置などのほか,省エネバッジの着用などを呼びかけています。 2日の午前中には,長尾彰夫学長,栗林理事らを先頭に第1回の省エネパトロールを実施しました。事務局棟の総務企画課を皮切りに附属図書館,大学生協,B棟,C棟を約30分かけて巡回し,室温と湿度を測定するとともに,照明やエアコンの作動状況を確認し,省エネへの協力を呼びかけました。
(総務企画課)