第2回国際センターシンポジウム「留学で広がる可能-大阪教育大学から世界へ飛び立つ-」を12月21日(水),柏原キャンパスで開催しました。シンポジウムは4部構成で行われ,このうち,午前中のセミナーI「留学の意義」,セミナーII「留学のもたらすもの」では,国際センター教員や在学生の留学体験談を交えながら,留学がどのように仕事に結びつくか,カルチャーショックの先に得られるものなどが具体的に話し合われました。 午後のシンポジウムI「留学や海外実習プログラムの教育的成果」では,本学の協定校University of North Carolina Wilmington の Dr. Brad Walker,広島大学大学院の朝倉淳教授が,それぞれの大学で実施している海外研修プログラムについて,研修に参加した学生が国際的な視野を身につけ,成長を遂げていく様子を具体的に語りました。さらに,本学卒業生で,アメリカの大学でアカデミックカウンセラーとして働いた経験がある潮崎泰子氏が,自身の留学体験やアメリカの大学の学生に対するサポートシステムについて紹介しました。 シンポジウムII「グローバル時代に求められる社会人基礎力とは」では,パナソニックのコーポレートコミュニケーション本部社会文化グループの小川理子氏が,次世代の育成事業や学校への出前授業などの社会貢献の取り組みについて講演しました。また,本学卒業生の東條さおり氏(豊中市立第十三中学校)と堀井美里佳氏(名古屋市立舟方小学校),本学在学生の杉山雄大さん(教員養成課程総合認識系)が,教育現場での実践や留学・海外実習について発表し,海外での経験が確かな社会人基礎力を培い,さらに教師として次世代の子どもたちの育成に貢献していることを報告しました。 最後に,向井康比己センター長(国際センター)が「留学や海外体験を通して人は様々な面で成長し,将来の可能性が広がることを理解して頂けたと思います。多くの皆さんが世界に飛び立っていくことを祈念しています」と締めくくりました。参加者からは,「留学がもたらす経験は貴重であると再確認した。この経験が日本を支える力となる」「留学への志が強くなった」などの感想が寄せられました。国際センターでは,今後もこのような取り組みを継続して行う予定です。
(国際センター)