本学小学校教員養成課程保健体育専攻3回生の学生4人が発表した研究成果が,今年7月の第58回近畿学校保健学会で「学会賞」を,11月の第58回日本学校保健学会で「優秀発表賞」を相次いで受けました。大阪教育大学の学生の研究実践が表彰されるのは初めてのことで,両学会の役員でもある白石龍生教授(養護教育講座)は「この賞は,若手研究者を発掘し,育てようというのがねらいです。これをステップに学生たちが大きく羽ばたいてほしい」と喜びました。 受賞した,遠藤朝,豊泉暁子,堀川千尋,金城有紀,4人の研究テーマは「高校生における心血管リスクの簡易指標としてのウェスト周囲径の有効性」(近畿学校保健学会),「思春期における起立性調節障害と生活習慣およびストレス症状との関連」(日本学校保健学会)。いずれも,データから現代の子どもたちの現状を詳細に分析し,課題を浮き彫りにしています。 遠藤さんらは「わたしたちは将来,小学校教員をめざしています。今回の研究は,学校現場に身を置き,子どもたちと向かい合い,保護者とのやりとりで役立つものと確信しています」と話しています。
(企画課広報室)