「第39回教育系大学附属学校の理事,副学長,附属学校部長協議会」を10月21日(金),柏原キャンパスで開催しました。 全国の国立大学法人で附属学校部を置く教員養成系大学の運営に携わる担当者で構成される協議会で,附属学校園が抱える今日的課題について意見を交わし,今後の運営に生かしていこうというのがねらいです。 本協議会は昭和48年の第1回から毎年各校の持ち回りで実施されており,本学の担当は平成9年,16年に続き3回目で,同日は北海道教育,東京学芸,筑波,お茶の水,愛知教育,広島,福岡教育,大阪教育の8大学から18人が出席しました。
当日は,本学の長尾彰夫学長が「附属学校園は師範学校からの長い伝統がありますが,文科省等から現在,改革すべき課題もいろいろ指摘されています。あるべき方向を議論してほしい」と挨拶しました。 協議会は,附属学校園担当の成山治彦理事の司会で進められ,議題は(1)「附属学校園間の共同研究について」,(2)「附属学校園の新任管理職校園長及び副校園長研修について」の2つが提案されました。(1)の議題では,大学の教員が加わった附属学校園同士の共同研究や研修の現状と課題,附属学校間の教員人事交流などを議論しました。(2)の議題では各校における新任校園長の研修の実施状況が報告され,学校運営や危機管理などの研修を通じて,マネジメント能力とガバナンスを発揮できる管理職の育成が議論されました。また,一般校から附属学校園への交流人事を希望する教員が少なくなっていることから,大学院への進学や勤務の道を開くなど,インセンティブの在り方が話されました。
(附属学校課・企画課広報室)