大学における教育研究の充実度をはかるメルクマールともいえる本学「科研費」(科学研究費補助金)の平成23年度申請・採択状況が,研究活動スタート支援の内定発表があったことで確定し,新規課題の採択率が前年度の21.9%から40.0%に急増しました。 「科研費」とは,人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり,独創的・先駆的な学術研究を発展させることを目的とする文部科学省の研究助成費で,本学では新規の申請数は90,採択数は36を数えました。採択率は40.0%で,ここ5年間で最も高くなりました。(グラフ参照)
写真:2010年10月6日 科研費説明会の様子
また,平成23年5月31日付け,文部科学省からの報道によると,今年度の本学の研究者が所属する研究機関別採択率(新規採択分)が全国組織のうち上位30機関以内に入りました。 なお,採択課題には,基盤研究(B)や新学術領域研究など高額な採択も数件含まれ,研究の今後の展開が注目されています。 平成24年度科研費への対応としては,前年度に引き続き科研費採択支援デスクから採択支援に向けて様々な取り組みを予定しており,平成23年10月5日(水)に開催される全教員向け説明会では,大学研究者の間で話題となっている図書「科研費獲得の方法とコツ」(羊土社)著者の児島将康先生(久留米大学教授)の講演を開催します。
(学術連携課・企画課広報室)