「英語落語で変わる英語学習」と題した講演会を1月21日(金)柏原キャンパスで開催しました。 これは,平成21年度の文部科学省『大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム』に採択された『教える「英語力」向上プログラムの構築』の一環として実施したものです。今回は,こども英語落語協会の代表を務める池亀葉子氏を講師に迎え,約70人の学生および教育関係者が参加しました。 まず始めに,「なぜ児童英語に落語なのか」「英語学習のアウトプットツールとしての英語落語」をキーワードに,RAKUGOパフォーマンスのデモンストレーションが行われました。 池亀氏は,「子どもたちが言いたいことを伝えて,人の心を動かしていくことは,ボキャブラリーがそれ程ある訳ではないため,難しい。しかしながら,それが出来るのが英語落語であり,笑いたい・笑わせたいためのコミュニケーションツール。だからこそ想像力を使って話し,聞くから楽しい。子どもたちに英語落語を通じて,自分の言葉で人を動かす喜びがあることを知って欲しい」と話されました。 また後半は,参加者も一緒にRAKUGO経験を行い,将来教員をめざす学生にとって,貴重な体験の場になったと同時に,池亀氏の軽妙な話術に笑いがたえない時間となりました。 参加した学生からは,「教師をめざす者,そして英語学習者のどちらの視点に立っても役に立つ内容だった。落語を通して英語を学ぶという,すごく画期的な方法が学べてよかった」「自分を表現するための英語の学習というのはまさに言語を学ぶ本質をついたものだと思った」「楽しく教えていただいて,とても勉強になった」といった意見が寄せられました。 2011年4月から小学校の外国語活動が本格的に始まります。本学では,今後も小学校外国語活動についてさまざまなテーマで,シンポジウム等を開催する予定です。
(企画課)