第1回大阪教育大学国際センターシンポジウム「ボローニャ・プロセスの光と影―ドイツ,スイス,日本における教員養成制度改革-」が2月20日(土),天王寺キャンパスミレニアムホールで開催され,学内外から約70名が参加しました。 最初に,栗林澄夫副学長による基調講演「ヨーロッパの高等教育改革と教員養成制度,アジアでの導入の是非」が行われ,エッカルト・リーバオ教授(エアランゲン・ニュルンベルク大学),ギーゼラ・マイヤー・シュトゥーシィー講師 (自由ギムナジウム・ベルン教員,ベルリン教育大学講師),木戸裕氏 (国立国会図書館調査及び立法考査局専門調査官) ,冨田福代教授(関西国際大学)の専門家4氏から,ヨーロッパの高等教育における共通の枠組みであるボローニャ・プロセスが教員養成制度に及ぼした影響についての講演が行われました。その後の質疑応答・ディスカッションでは,活発な意見交換が行われました。 今回のシンポジウムは,日本を含むアジア,とりわけ東アジアの文化圏においても,検討されるべき有効な手段なのかを考察するきっかけとなりました。
(国際センター・学術連携課)