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2015.10.02

毎日新聞編集委員を講師に招き,広報スキルアップ研修会を開催

 毎日新聞社編集委員の堂馬隆之氏を講師に招き,広報スキルアップ研修会を9月18日(金)に開催しました。広報業務を担当する事務職員ら22人を対象に,文章作成や写真撮影といった広報スキルの向上を目的としています。
 堂馬氏は,1981年同社に入社し,記者時代は運動部に所属してプロ野球やバレーボールなどを担当した後,事件担当デスクとして,日本初の脳死移植やハンセン病訴訟などのニュースを手がけました。現在は,編集局の編集委員として,さまざまなジャンルの記事執筆のほか,学校教育に新聞を導入する「NIE」も担当しています。
 研修会では,「文中に5W1Hを必ず入れる」や,「結論は先に述べる」など,記事構成の基本について,記者時代の豊富なエピソードを盛り込みながら解説しました。さらに,ワークショップとして,新聞見出しの付け方や報道写真の撮り方をレクチャーしました。堂馬氏は「さまざまな角度から検証し,解説力を高めることが記者の力量につながります。そうした人の心を動かす記事を書くには,取材を重ね,多くの人と信頼関係を構築することが大切で,大学での仕事にも共通する部分ではないでしょうか」と呼びかけました。
 受講者の一人は「人物写真の構図テクニックや,人の心を動かす文の伝え方など,とても参考になりました。また,記者の人たちが,一つひとつの文言にいかに細心の注意を払っているかを知り,新聞の見方,読み方が変わりました」と感想を述べていました。
 研修会の様子は,9月20日(日)の毎日新聞朝刊にも掲載されています。

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[左写真]毎日新聞編集委員の堂馬隆之氏
[右写真]研修会の様子

(広報室)