「第47回国際化学オリンピック」(主催:日本化学会,「夢・化学-21」委員会)がアゼルバイジャン・バクーにて7月20日(月)から29日(土)の期間に開催され,附属高等学校天王寺校舎の松本陽行さんが金メダルに輝きました。 同大会は,毎年7月に10日間,各国で選抜された高校生が一堂に会し,筆記試験と実験試験で化学の実力を競うとともに,各国間の交流を深めることを目的に開催されています。今年は75カ国・地域から292人の生徒が参加し,松本さんを含む日本代表生徒が金メダル2個,銀メダル2個を獲得しました。 松本さんは「筆記は高校の授業よりも格段に難しく,結果とともにプロセスも重視され,実験は正確性,迅速性が求められました。これまで日本代表は毎年メダルを獲得しているので,そのプレッシャーから,名前を呼ばれた時はうれしさよりもほっとしました」と大会を振り返りました。将来については,「卒業生の山中伸弥博士のように,科学者になりたいです。ただ,各国の生徒との交流を通して,英語力の必要性も痛感したので,英語ももっと磨いていきたい」と抱負を語りました。
[写真]金メダルを手に微笑む松本陽行さん
(広報室)