国際センターは,本学の協定校であるアメリカ・ノースカロライナ大学ウィルミントン校及び中国(香港)・香港教育学院の学生7人を受け入れ,7月6日から17日まで「School Internship and Cultural Exchange Program (SICEP)」を実施しました。 このプログラムは,日本の教育を学ぶことで日本に対する理解を深めるとともに,近隣の小・中学校で観察実習や研究授業を体験することによりグローバルな視点を持つ人材を育成することを主な目的としており,日本学生支援機構の海外留学支援制度(協定受入 短期研修・研究型)に採択されています。日本語や日本語学以外の専攻の学生でも参加できるように全て英語で実施し,本学の日本人学生も通訳などを担当するチューターとして協力しました。 参加した学生は本学で「言語学研究法」「英語教育学特論」「外国語コミュニケーション」などの講義を受講し,日本の教育や英語教育について学びました。水野治久教授の講義「心理学特殊実験演習」では,日本人学生が英語で日本の教育制度や学校文化に関する発表をしたあと,アメリカ及び香港の教育制度との違いについてディスカッションを行いました。 また,本学附属平野小学校・中学校での観察実習と,岸和田市立中央小学校で3年生と4年生のクラスに分かれて母国の紹介や英語の授業を行い,児童たちと交流しました。さらに地域の国際交流団体「グローバル香芝」の協力を得てホームステイを実施したほか,本学の邦楽研究会,茶道部,柔道部を見学するなど,地域住民や本学学生と交流を深めながら日本文化を学びました。 参加した学生は「日本では小学校の時から皆で共に学ぶ姿勢が身についている」「子どもたちも大学生も一生懸命勉強やクラブ活動で努力していてすばらしい」と感想を述べていました。
(国際センター/学術連携課)