教養学科芸術専攻音楽コースの学生らによるサマーコンサートを,7月14日(火)にいずみホールで開催しました。今年で14回目を迎える毎年恒例の演奏会ですが,今回は世界的に名高いチェロ奏者で古典派オーケストラ「リベラ・クラシカ」を主宰する鈴木秀美氏が客演指揮者として出演しました。開演前のロビーコンサートでは,混声合唱と,フルートとトランペットによる演奏が響き渡りました。 鈴木氏の指揮のもと,ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」により幕が開きました。小休憩の後,本学外国人教師ヤニック・パジェに指揮を交代して,ラヴェル/ピアノ協奏曲ト短調(ピアノ独奏:前田萌衣(音楽コース4回生)),およびR.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28の二曲が演奏されました。 本学音楽コースとの共演に,鈴木氏は「若く情熱に満ちた皆さんの演奏に包まれ,大変充実した時間を過ごせました」と感想を寄せています。 会場からは「『運命』は,古楽奏法のアプローチによる全楽器ビブラート無しの奏法だったので,とても清純で美しい響きでした」「ピアノ協奏曲のピアノの音色が,木の葉の音や鳥のさえずりのように聞こえて,まるで森の中にいるようでした」などの声が聞かれました。
[左上写真]客演指揮を務めた,世界的チェリストの鈴木秀美氏[右上写真]前田萌衣さんによるピアノ独奏[左下写真]演奏の様子[右下写真]ロビーコンサートの様子
(広報室)