世界的に著名なチェリストで古典派オーケストラ「リベラ・クラシカ」を主宰している鈴木秀美氏を迎え,教養学科部局活性化事業「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』が誕生するまで~チェロ・ソナタ第3番を通じての考察~」と題した公開講座を7月1日(水)に柏原キャンパスで開催しました。 学生や一般市民,教職員ら約160人で一杯になったリハーサルホールで,鈴木氏は,交響曲の父と呼ばれるハイドンとベートーヴェンとの交流や,「運命」が作曲されるまでのエピソードなど,興味深い話を披露しました。 続いて,本学非常勤講師の佐野まり子氏のピアノとともに,チェロ・ソナタ第3番を演奏。聴衆はチェロが奏でる美しい音色と響きに魅了されていました。 参加した学生は,「いろいろな曲で似たようなフレーズが別の曲でも使われていることに気づかされた」「作曲家や楽曲が作られた時代,当時の言葉や楽器などを調べることでさまざまなことが見えてくるということが分かった。頂いたヒントを元に楽曲研究していきたい」と感想を語りました。 7月14日(火)にいずみホール(大阪市中央区城見1-4-70)で開催される教養学科芸術専攻音楽コース「サマーコンサート2015」では,鈴木氏がベートーヴェン交響曲第5番『運命』を客演指揮します。
[左写真]チェリストの鈴木秀美氏[右写真]演奏後はホール中から拍手喝采
教養学科芸術専攻音楽コースサマーコンサート2015