初の「大阪教育大学への提言委員会(以下,委員会)」を6月29日(月)に天王寺キャンパスで開催しました。 委員会は,平成25年12月に公表した「ミッションの再定義」に基づいて,大学のカリキュラムや養成する人材像,現職教員の再教育の在り方などについて,社会の要請を受け止め,定期的に実質的な意見交換を行い,質の向上を図ることを目的として設置されました。兵庫教育大学長や中央教育審議会副会長などを歴任された梶田叡一氏(奈良学園大学学長)を座長として,大阪府・大阪市・堺市・豊能地区の各教育委員会幹部職員と,大阪府内小・中・高の校長会会長の計8人で構成されています。 開会に際して,栗林学長は「国立大学をめぐる厳しい状況の中で,学校現場や教育委員会からのご意見を取り入れながら,しっかりと実践型教員養成機能を高めていきたい」と抱負を述べました。 委員会では,「大学改革の方向性」や「教職大学院」の議論に関して,「天王寺キャンパスの重点化を推進すべき」「特別支援教育に知見を持つ教員養成をやってほしい」「教職大学院のメリットや役割をもっと明確化してほしい」といった意見が数多く出されました。 最後に,梶田座長が「組織改革やカリキュラム改革を進め,教育の中身をより良いものにしてほしい」と期待を寄せました。
[左写真]開会のあいさつを述べる栗林学長[右写真]委員会での議論の様子
(総務企画課)