トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2015.07.03

米国ノースカロライナ大学ウィルミントン校(UNCW)の海外研修を受入

 本学と協定を結ぶアメリカ合衆国ノースカロライナ大学ウィルミントン校(UNCW)の学生11人及び引率教員2人が,6月22日(月)から6月25日(木)の4日間にわたり本学附属学校園をはじめ,大阪および奈良の公立小学校・中学校, 高校で学校観察研修を行いました。
 これは同大学教育学部の海外教育研修プログラムの一環で,本学はその実施に際して全面的に支援しています。本学のアメリカ語学研修・学校観察プログラムもUNCWの協力のもとで実施されており,双方向の交流が10年以上にわたり続けられています。
 今回は小学校グループと中学校・高校グループに分かれ, 様々な授業を観察したほか,習字や琴・尺八なども体験しました。参加者の中には現職教員の大学院生も多く含まれ,日米間の教育現場の違いについて研修先の教員と話し合う機会もありました。さらに,奈良の公立小学校では,すぐ近くに建設されたオープン間近の給食センターの施設見学にも参加しました。アメリカには給食という概念がなく,システム化された最新の施設を前に参加者は日米の制度の違いに驚いていました。また,給食や昼休み等の休憩時間には児童との交流を楽しみました。最初は恥ずかしがっていた子どもたちですが,慣れるに従い積極的に英語で話しかけるようになり,先を争ってサインをせがむ子までいました。
 6月26日(金)には,国際センター長である高橋登教授(学校教育講座)の授業に参加し,本学の大学院生や研究生などと日米の教育制度について活発に意見交換しました。
 研修を終えた参加者からは「日本の学校の『掃除の時間』は素晴らしい」「子どもたちにのびのびと学ばせている」「日本で学んだことを是非アメリカで応用したい」などの感想が寄せられました。

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[左写真]初めての習字体験
[右写真]授業見学の様子

(国際センター・学術連携課)