大学院技術教育専攻2回生の井芹威晴さんが,『情報処理学会 コンピュータと教育研究会』における128回研究発表会(2月14日於大阪学院大学)で学生奨励賞に輝きました。受賞したのは発表「aiBlocks:マイコンにインタプリタを載せて利用するタブレット端末用ビジュアルプログラミング環境」に対してです。 マイコンと呼ばれる小型コンピュータに,目的の動作を命令する,いわゆるプログラミングを行う際,従来はパソコンを利用します。井芹さんはタブレットの普及に着目し,タブレットで利用できるプログラミング環境を新たに開発しました。 井芹さんは「要素一つひとつをつくりこみ,大規模なプログラムを構成していくので,根気のいる研究でした。くじけそうになったこともありましたが,苦労が報われて晴れやかな気持ちです」と率直な心境を語りました。指導教員の光永法明准教授は「新しい試みなので,試行錯誤することも多かったと思いますが,あきらめずよく頑張りました」と称えました。 同作品は,一般にも利用できるよう公開する予定です。
[写真]研究成果である,プログラミング環境の動作しているタブレットとマイコンを持つ井芹さん
(総務企画課)