教職教育研究センター主催による「現代教育セミナー」を10月18日,11月1日,11月15日の3回にわたって開催し,のべ189人が参加しました。 同セミナーは,教育の現代的課題を取り上げ,研究成果や客観的データ等に基づき,市民とともに考える機会として毎年開催しているものです。 今回は「発達障がい-学校・社会で共に生きていくためには?-」をテーマに,「発達障がいについて理解しよう」(第1回・西山健本学教授),「学校現場における発達障がいへのかかわり」(第2回・伊丹昌一梅花女子大学教授),「発達障がい,共生社会をどうつくる?」(第3回・竹田契一本学名誉教授)の3つの講演が行われました。障がいとは何か,障がいを”症状”と捉えること,新しい特別支援教育の在り方,教育現場での実践事例,大人の発達障がいなど,学校・社会で共に生きていくというテーマの下,発達障がいについて多角的な視点から講義が展開されました。 参加者は熱心に講師の話に聞き入り,絶えずメモをとったり,実践例の画像を撮影するなど非常に積極的な様子でした。終了後も「学童保育という異年齢間で発達症を持つ児童がいる場合,指導するポイントは何か」など,参加者が日々抱える問題について,相次いで質問があがりました。 参加者からは「自分も発達障害のある子どもがおり,普段の生活において大変勉強になった」「講義で学んだことを,ぜひ学校現場で実践したい」などの感想が寄せられました。
[左上写真]森実教職教育研究センター長[右上写真]西山健大阪教育大学教授[左下写真]伊丹昌一梅花女子大学教授[右下写真]竹田契一大阪教育大学名誉教授
(学術連携課)