本学教員養成課程海外教育実習体験プロジェクトの一環として,10月22日(水)から25日(土)の4日間,石田雅人教員養成課程長(副学長)を団長とする実習生17人,本学附属高等学校教員2人を含む教員10人,事務職員1人が,台湾・国立高雄師範大学附属高級中学を訪問し,実習生II期の研究授業および実習生III期の観察実習を実施しました。附属高級中学の李金鴦(LEE, CHIN-YANG)校長,廖秋景(LIAO, CHIU-CHING)教諭をはじめとするスタッフの支援のもと,有意義な研修となりました。昨年12月に本学を訪問した高校生たちもサポートしました。 II期生は,専攻の異なる3人がチームを組み,α班(松井由里香,樫本洋子,山平千鶴)「ベストタイトルはだれだ!?」(小学校6年生),β班(石田明日香,西村真成,遠藤朝)「元気モリモリ100%!ジャンプ!JUMP!」(小学校3年生),γ班(長谷彩加,橋口周二,神内千波)「目指せ!高雄のアピール達人!!」(小学校4年生)の3つの研究授業を実施しました。このときIII期生は,授業準備や授業の記録などII期生をサポートしました。高雄師範大学の学生の参観もありました。授業後の全体討議では,附属学校の教員から,周到な授業準備や斬新な授業方法の試み,プロジェクターを利用した台湾語・中国語と英語での表記,画像や映像の活用,子供とのコミュニケーションの取り方など高い評価を得ました。 観察実習では,小学校3年生(保健体育,音楽),小学校4年生(国語,英語),小学校6年生(国語)の授業を班ごとに参観しました。その後,参観した教室で子供たちと給食を一緒に食べたり,身振りを交えた会話やゲームをするなど交流を楽しみました。さらにIII期生は,来年度の研究授業のプレゼンテーションと打ち合わせを行いました。 実習生の授業提案や研究授業事前打ち合わせでは,担当の教員とともに高雄師範大学の教育実習生がアドバイザーとして参加し,英語で意見交換しました。また,本学に留学経験のある台湾出身の学生も支援のために参加しました。実習生たちはプロジェクトを通じて,さまざまな人との絆の広がりと深まりを実感するとともに,台湾の文化や自然にふれたり,現地の人たちと交流するなど,体験を通して異文化を学んでいました。
[上段左]観察実習(小学校3年生保健体育)[上段右]研究授業[下段左]全体討議[下段右]国立高雄師範大学附属高級中学スタッフ・学生スタッフとの記念写真
(教員養成課程)