教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コ-スの学生らが,「大阪くらしの今昔館」で2月21日と22日の二日間にわたり,雛人形展示の飾り付けを行いました。これは,「教育コラボレーション演習」の活動の一環として取り組まれたものです。 「教育コラボレーション演習」は,教育協働学科の学生が必修として行うもので,学校や公的機関,博物館,CSR(社会貢献)に取り組む企業やNPO法人において教育協働体験学習(サービスラーニング)を行い,他者と協働しながら子どもたちの健やかな成長をサポートするスキルを身につけることを目的としたプログラムです。 学生らは,大きな2体の雛人形と,5段飾りの雛人形の飾り付けを,同館学芸員らの指導のもとで,雛壇の設営から細部の調整まで全ての工程を行いました。 2体の大きな雛人形の飾り付けを行った学生は,「雛人形は私の胴ぐらいの大きさで重圧感があり,慎重に扱いました。お客様に魅せるため,装飾や左右のバランスなど細かい所まで確認し設営しました。魅せ方には,細かなたくさんの配慮が必要であり,準備の時間や工程が最も重要であると,改めて学びました」と述べました。 また,5段飾りの雛人形の飾り付けを行った学生は,「設営した雛人形は明治期の物であると聞き,近くで見ないと分からないような細部の装飾が施されていることや,長い年月が経っていることがよく分かりました。普段の日常生活では体験することのできない貴重な経験ができました」と述べました。 この展示は,大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」で3月末まで行われました。写真提供:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」
学生が飾り付けを行う様子
飾り付けられた雛人形
飾り付けられた5段飾りの雛人形
2021年3月31日掲載(教育協働学科)