全学FD事業「教育効果の高い動画コンテンツとは」を実施

2022.03.14

全学FD事業「教育効果の高い動画コンテンツとは」を実施

 教育イノベーションデザインセンターは、全学FD(*1)事業「教育効果の高い動画コンテンツとは」を3月3日(木)にオンラインで実施し、教職員96名が参加しました。
 この事業は、コロナ禍により授業や講演等をオンライン方式で実施する機会が増加し、その中でもオンデマンド教育教材の作成頻度が高まっている現状を受けて企画しました。
 講演では、まず、本学での動画コンテンツ作成のサポートをしているNPO法人CCC-TIES附置研究所主任研究員・事務局長補佐の堀真寿美(ほり ますみ)氏による「ニューノーマル時代のオンライン教育」についての講演を行いました。講演では、学習者が満足度を高めるための工夫や、動画コンテンツの管理蓄積の具体例の紹介がありました。
 次に、「私はこうしてコンテンツを制作した」をテーマとして、理科教育部門の石川聡子教授が「一方向の知識伝達にならないための工夫」について、グローバル教育部門の長谷川ユリ教授・櫛引祐希子准教授が「日本語教育副専攻プログラムで活用するコンテンツ作成」について、理数情報部門の尾崎拓郎准教授が「モジュール学習を意識したオンデマンドコンテンツ作成」について講演しました。
 さらに、これらの話題をもとに教育効果の高い動画コンテンツとはどのようなものなのか、講演者5名に教育イノベーションデザインセンター長の鈴木剛教授を加えた6名でパネルディスカッションを行いました。
 最後に、岡本幾子理事・副学長が「大阪教育大学における今後の教育コンテンツの利用」について講演しました。教員免許更新制が法律改正により発展的解消となることを受け、新たな教師の学びの姿を実現するために、本学で構築しているOKU教育情報発信プラットフォーム(*2)の仕組みや今後の展開について紹介があり、責任を持った教育コンテンツの作成が必要になると語りました。
 参加者からは、「実際にコンテンツを作成して授業実践されている先生方の事例は大変参考になった」「複数の異なる分野からの紹介がわかりやすかった」などの声が寄せられました。

*1 ファカルティディベロップメント、大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組
*2 OKU教育情報発信プラットフォーム、本学のオープンエデュケーションのシステム

「教育効果の⾼い動画コンテンツとは」 (堀真寿美氏)
「教育効果の⾼い動画コンテンツとは」 (講演:堀真寿美氏)

「大阪教育大学における今後の教育コンテンツの利用について」(岡本幾子理事)
「大阪教育大学における今後の教育コンテンツの利用について」(講演:岡本幾子理事)

(学術連携課)