全学FD(*)事業「データサイエンスが教育を変える~AIを用いた意見共有システムの教育活用~」を、令和元年度に発足した「データを活用した教育の質改善プロジェクト」の主催で、3月18日(金)にオンラインで実施し、教職員など63名が参加しました。なお、同テーマでのFD事業の企画は今回で5回目となります。 今回は、今年度のプロジェクト成果報告も兼ねて、AIを用いた意見共有システム「Aska」を本学教員が教育現場で試行した実践報告を行いました。 最初に、鈴木剛教育イノベーションデザインセンター長からグループワーク授業における班分けでの活用事例、次に、森田英嗣連合教職実践研究科主任から授業内アンケートでの試用、さらに、附属高等学校平野校舎の山崎勝載教諭から附属高校での活用、最後に、理数情報教育系の安松健特任准教授からワークショップにおける活用実践が発表され、それぞれ異なる観点からの実践報告がありました。 報告の後は、産業技術総合研究所の豊田俊文氏、Aska開発者である川本達郎氏をコメンテーターに招いてパネルディスカッションを行い、実際に参加者にAskaを体験してもらいながらの意見交換が行われました。 参加した教職員からは「今回の様に学外と学内の連携が実感できて、さらに社会の研究動向が伝わる事例紹介は、内向きになりがちな意識を打破できてとても重要だと感じます」などの意見が寄せられました。 *FD(ファカルティディベロップメント)は、大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組。 *本文中の役職等は、2022年3月18日(金)時点のもの。 パネルディスカッションにおいて実際にAskaを操作する様子(右上から安松健特任准教授、鈴木剛教授、森田英嗣教授、川本達郎氏、豊田俊文氏、山崎勝載教諭)
(教育イノベーションデザインセンター)