本学と国立大学法人愛知教育大学との包括連携協定締結式を12月15日(金)に、KKRホテル大阪で行いました。締結式には、本学から岡本幾子学長、廣木義久理事・副学長、宮崎孝副学長・事務局長が、愛知教育大学からは野田敦敬学長、杉浦慶一郎理事・副学長、新津勝二理事・副学長・事務局長が出席しました。
この協定は、各種教育課題の解決と教員養成の発展に寄与することを目的として締結したもので、免許状更新講習の発展的解消や教員のなり手不足などの環境の中、両大学の強みを生かした高度な教員研修における連携や教職の魅力向上を中心として、教育研究、学生支援を含め幅広く包括連携体制を構築していきます。
締結式で岡本学長は、「大阪教育大学と愛知教育大学はこれまで様々な事業で連携を図って参りました。その歴史と実績を基に、これから両大学の知的リソースを活用して日本の教員養成全体の課題解決に繋がるモデル作りに取り組んでいきたいと考えております」と述べました。これに対して野田学長は、「大阪教育大学とはそれぞれの強みや特色を生かして連携してきた実績があります。現在、教員不足あるいは将来的には少子化が進行することに伴う採用人員の縮小、不登校問題などの様々な教育課題に対応できる質の高い教員養成が求められています。大阪教育大学との連携は特に初等教育の充実に大きく貢献できると考えております」と応えました。
協定式締結後の取材では、なぜ2大学で協定締結をすることとなったのかについて報道関係者から質問があり、「HATOで連携していた頃からコロナなどを経験し教師の授業観の転換など教育は大きく変化しています。その中で学び続ける教師を支えるため、現職教員の研修モデルをつくり、横展開できるよう密に連携を図ることについて目的が一致したためであります」と両学長が回答をしました。 現職教員研修などの具体的な取組を通し、学び続ける教師を支援するため相互に連携してまいります。
協定書への署名を行う両学長
記念撮影
(経営戦略課)