「外国籍市民との共生社会づくり~夜間中学から学ぶ異文化理解ワークショップ~」 を11月15日(土)に本学附属高等学校平野校舎(WWL拠点校)で開催し、高校生計31人が参加しました。
本ワークショップは、文部科学省からの受託事業「WWL事業地域アドバンスト・ラーニング・ネットワーク構築のための委託事業(*)」の取り組みとして実施しています。
講師として奈良市立春日中学校の夜間学級に勤める林由輝子先生を招き、第一部では夜間中学校についての話や、林先生がJICA海外協力隊としてネパールに派遣された際の体験談を聞きました。第二部では日本で生活する外国人が抱える困りごとについて、当事者の立場に立って考えるワークショップを行い、国際理解を深めました。
参加した生徒からは「夜間学級が増えているということに驚きました。少子高齢化が進む日本でなぜ増えているのか疑問に思いましたが、外国の方々も受け入れていると知り納得しました」「ワークシートを活用して、日本で暮らす外国の方々が生活や職場、地域、教育の場面で直面するさまざまな課題について考えました。多くの苦労をしており、支援が十分でない部分もあると感じました」といった声が寄せられました。
本学では高校生を対象にしたさまざまなイベントを随時開催しますので、興味がある高校生は本学WWL専用ウェブページをご覧ください。
*WWL事業地域アドバンスト・ラーニング・ネットワーク構築のための委託事業…関西地域のWWL拠点校やイノベーティブなグローバル人材育成を実施する高校との連携促進機能を有した取り組みを通じて、関西地域の各事業拠点間のネットワークを構築し、WWL事業全体の効果的な実施をめざす、文部科学省が推進する事業
講義を行う林先生
質疑の様子
グループでの意見交換の様子
(附属学校課)