教養学科芸術専攻音楽コースオーケストラによる新入生歓迎コンサートが,4月23日(水)に柏原キャンパス音楽棟ホールで開催されました。毎年恒例の演奏会で,今年も100人以上の新入生が集まりました。 コンサートは,本学外国人教師ヤニック・パジェ先生の指揮により,ヨハンシュトラウスII世の『歌劇 こうもり 序曲 作品362』の軽快な曲調から始まり,続いて,モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚 K492』より,フィガロのアリア『もう飛ぶまいぞこの蝶々』とスザンナのアリア『さあ,ひざまづいて』の二曲が披露されました。フィガロのアリアは,濱田直哉さん(芸術文化専攻大学院1回生)がバリトンで,スザンナのアリアは,吉武希美さん(芸術文化専攻大学院2回生)がソプラノで高らかに独唱しました。グリーグの『ピアノ協奏曲 イ短調 作品16』は,それまでの明るい曲調と一変し,重厚で悲劇的な旋律が奏でられ,ピアノソロの小笠原沙紀さん(音楽コース5回生)が,大胆かつ繊細な指づかいで観客を魅了しました。終曲となるラヴェルの『ボレロ』では,スネアドラムによる単純なリズムの上で二種類のメロディーを管楽器が交互に独奏し,豊かな色彩を醸し出しながら終盤では演奏が一体となって圧倒的な重厚さがホール全体に響き渡りました。 終演後,観客からは「どの曲もとても迫力がありましたが,特にボレロはいろいろな楽器のソロパートがあり,いろいろな音色を楽しめました」との感想が寄せられました。
(総務企画課)