「第33回アゼリア推薦新人演奏会 オーディション」が,3月3日(月),6日(木),7日(金)の日程で開催され,本学音楽コース卒業の大山遥さんが声楽部門で合格し,演奏会への出演が決定しました。 この演奏会は,クラシック音楽を志す若手音楽家の登竜門として,1982年より毎年開催されています。大山さんは,ドニゼッティの歌劇『連隊の娘』より“お金も地位も,心は変えられないわ”を演奏しました。スイスの連隊で育てられた娘マリーが,パリへと連れ去られ,意にそぐわない結婚を迫られて悲嘆にくれますが,最後には意中の相手と結ばれる物語です。
オーディションについて大山さんは「悲しみから喜びへの感情の移り変わりを,声と表情で表現しました。昨年11月の『オペラ・アリア コンサート』で,教養学科音楽コースのオーケストラと協演した経験が自信になりました」と喜びを表しました。また,演奏会に向けては「曲目最後の高音パートの出来に納得していないので,本番では笑顔で終わりたい」と意気込みを語りました。 指導教員であった玉井裕子准教授は「彼女はとてもがんばり屋さん。練習のし過ぎに気をつけて,万全のコンディションで演奏会に臨めば納得できる結果となるでしょう」と教え子を激励しました。 この演奏会は4月19日(土)に池田市民文化会館アゼリアホールで開催され,各部門の合格者がその腕前を競います。
(総務企画課)