ソウル教育大学の学生8名が,本学と東大阪市の小学校で約4週間にわたる研修を行うため,1月14日(火)に来日しました。学生たちは,1月24日(金)まで本学の授業を聴講して日本語や日本文化,日本の教育事情について学んだ後,1月27日(月)から2月6日(木)まで,東大阪市立長瀬北小学校と八戸の里小学校でインターンシップ(観察実習)に参加しました。 本学ではこの研修を2010年度から受け入れており,協定校であるソウル教育大学の学生たちの国際的視野の形成に貢献するとともに,実習先の小学校からも児童たちに良い影響を与えているとの評価を得ています。さらに,本学学生の関心を韓国及び海外へ向けるのにも大きな役割を果たしています。 今年度プログラムの第1週目は教員養成課程の授業で本学学生とディスカッションの時間が設けられ,日韓の学生双方とも活発に発言して相互に理解を深めていました。第2週目は「社会」,「アジア理解教育」,「韓国の言語と文化II」などの講義に参加して本学学生と交流を深める一方,日本語集中講座で翌週以降の小学校実習に備えました。1月27日(月)からは長瀬北小学校と八戸の里小学校に4名ずつ派遣され,児童たちとの交流を楽しみ,また現場の教員の指導法や子どもとの接し方から大いに学んでいました。 なお本プログラムは,「韓国学生による教育実習を中心とした日本文化研修」として日本学生支援機構の留学生交流支援制度(短期受入れ)に採択され,研修参加者には奨学金が支給されました。また日韓文化交流基金の平成25年度人物交流助成(草の根交流)の対象事業として助成金を受けて実施しました。
(国際センター)