全学FD事業の講演会「障害者差別解消法と大学での障がい学生支援」(ファカルディ・ディベロップメント事業推進委員会主催)を1月8日(水),共通講義棟A-209講義室で開催し,障がい学生に関わる機会の多い教職員を中心に,42人が参加しました。 はじめに,NPO法人「DPI日本会議」の崔栄繁(さい たかのり)氏が,平成25年6月19日に成立した「障害者差別解消法」について,その成り立ちや意義,今後の国立大学に求められる対応等を解説しました。 続いて井坂行男教授(特別支援教育講座)が,本学の障がい学生支援について,現在どのような形で情報保障がなされているのか,2名の支援協力学生による実際のパソコンテイク(遠隔支援)を交えながら紹介しました。 最後に山本利和教授(特別支援教育講座)を中心にディスカッションが行われ,活発な議論が繰り広げられました。 参加者からは「合理的配慮についての原理・原則が理解できた」「ディスカッションも具体的な内容で非常に有益だった」などの声が聞かれ,今後の本学における障がいを有する学生に対する理解と,支援の内容と水準の一層の充実,向上を目指すうえで大変有意義なものとなりました。
[左写真]崔栄繁氏
(学生サービス課)