本学大学院生7人と教員4人が,3月6日(水)から9日(土)にかけて,海外教育実習の打ち合わせと観察実習のため台湾を訪れました。 教員養成課程では,大学院教育高度化プロジェクトの一環として,今年10月に台湾・高雄師範大学附属学校で大学院生が研究授業を行うことを目標とする「海外教育実習体験(台湾)プロジェクト」を進めています。昨年は院生代表者が現地を視察し,現在も当該校の担当者と連絡を取りながら授業案の作成に取り組んでいます。今回は,授業の具体化の情報収集と詳細な打ち合わせをし,大学院版観察実習を実施しました。 今回の訪問では,高雄師範大学文学部英語科の授業や,「寒食節」の食事をとりつつ大学生との交流会に参加しました。また,高雄楠梓高級中学(高等学校)を見学し,創立10年の同校の情報機器や図書館,ホールなどの充実ぶりに驚きました。さらに,高雄師範大学附属中学校1年生の音楽,数学,英語の3科目と附属小学校6年生の国語の授業参観,子どもたちとの給食,そして附属学校スタッフとの指導案検討会を実施しました。これらの取り組みを通して,小学校,中学校,高校,大学と各校種にわたる学びの様子や,授業の在り方を体験的に知ることができました。 実習生たちは,いずれの場面でも,少し台湾語をまじえた英語で代表の挨拶や謝辞を述べました。会話を楽しみながら一緒に給食を食べたり,休憩時間の廊下や教室で子どもたちににこやかに話し掛けたりしました。また,台湾の英語科の大学生とともに授業に参加し,インタビューに応え,英語や身振りでコミュニケーションをとりました。研究授業を行ううえでの課題をしっかりと把握することができ,充実した観察実習になりました。
[左上写真]高雄師範大学文学部英語科1年生授業でのインタビュー[右上写真]高雄楠梓高級中学との意見交換会[左下写真]高雄師範大学高級中学附属小学校6年生の国語科授業[右下写真]附属学校スタッフとの指導案検討会
(教員養成課程)