本学事務職員を対象とした広報スキル研修会を12月20日(木),柏原キャンパスで実施しました。大学全体の情報発信力向上をねらいに,各課の職員が,担当するイベントなどのニュース記事を作成できるようになることをめざして初めて企画され,11人が参加しました。 大堀耕嗣総務企画課長の挨拶のあと,佐藤安市広報マネージャーによる『「文書」作成のコツ』と題した講義がありました。(1)読む側にとって分かりやすい文章とは(2)記事の基本要素(3)表現の重なりを防ぐこと-などの観点から説明がありました。具体的には,「5W1H」という文章の基本要素に関する実践的なものから,「短歌や俳句から日本語のリズムを学ぶ」「起承転結」の文体など,少しレベルの高いものまで含まれていました。 続いて,吉田憲市総務広報係長から『写真撮影のコツ』と題した講義がありました。(1)カメラの設定(2)主題にピントを合わせる(3)構図を考える-などのポイントを踏まえ,スライドで撮影例を紹介しながら,広報用の写真では『何を伝えたいか』をイメージすることが重要だとの説明がありました。 その後,参加者によるワークショップを実施しました。講義で学んだコツを踏まえ,当日の広報スキル研修会の実施をテーマに記事を作成し,参加者間で成果を共有しました。 参加者からは,「相手にわかりやすい文書を書くことや伝えたいことを意識するといった,日頃の業務においても重要なスキルを学べたので非常によかった」「記事作成は専門的な人がする難しい仕事だと思っていたが,この研修を受けて,身近なものに感じられた。担当課を積極的にアピールしていきたい」などの感想が寄せられました。 “大学全入時代”と言われる現代において,大学はそのブランド力も問われてきています。ブランド力を向上させるためには大学の情報を戦略的に発信していく必要があります。本学ではさらに全学的に情報発信力を高めていきたいと考えています。
(総務企画課)