「平成24年度 大阪教育大学科研費説明会」を10月10日(水),柏原キャンパスで開催し,本学の教職員約50人が出席しました。 説明会は毎年,申請者の役に立てるように工夫をして開催しており,今年度は審査経験や科研費獲得経験の豊富な複数の学内教員によるパネルディスカッションをメインに行われました。 はじめに,長尾彰夫学長から「国の財政が厳しくなる中,科研費の獲得は本学運営にとって大きな課題になっています」と挨拶がありました。 パネルディスカッションでは,外部資金戦略担当学長補佐 片桐教授のコーディネートによる4人のパネリストから,自身の経験や気を付けていることなど様々な角度からの発表が行われました。質疑応答では,「研究分担者を選ぶポイントは」「申請種目ごとに審査するのか」などの質問があり,パネリストから丁寧な答えがありました。 続いて学術連携課研究協力係から,今年度の申請に関する昨年度からの変更点や科研費採択支援デスクの業務内容についての説明があり,その後財務課から「不正使用の防止について」と題して不正事例と不正が発覚したことによる教員本人や大学へのダメージ,本学の不正を防止するための管理運営体制などについての説明があり,参加者は真剣な面持ちで受講していました。 科研費の採択率は全国平均では30%程ですが,本学では前年度39.1%,今年度40.0%と高水準を保ち,全国の研究機関別採択率も2年連続上位30機関にランクインしています。(文部科学省公表資料)
(学術連携課)