動物実験に関する教育訓練を9月20日(木),柏原キャンパスで開催しました。 これは,研究遂行上,学内で動物を使用して実験をする教員・学生を対象として「動物の愛護及び管理に関する法律」及び「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン」等に基づいて行うものです。 本学の動物実験委員会委員長である石田雅人教授(教員養成課程長,学校教育講座)による教育訓練の概要の説明の後,動物実験責任者の出野卓也教授(実践学校教育講座)が「実験動物の飼育及び保管並びに苦痛の軽減について―動物実験等の実施に関する基本方針」と題して,制度のポイントや実験遂行上の留意点について説明しました。続いて倉本香准教授(社会科教育講座)が「動物に対する倫理」をテーマに,日本における明治以降に生まれた動物愛護に関する意識の変化,また外国において1970代以降に生まれた「動物の解放」「動物の権利」「動物の福祉」の考えについて説明しました。参加者は,真剣な面持ちで話に聞き入っていました。 この教育訓練は,動物実験を行う上で,専門的な知識を得ることができ,また倫理的な側面から考える良い機会となりました。
(学術連携課研究協力係)