本学名誉教授で画家(二紀会委員)の犬童徹(いんどう とおる)さん(70)の「犬童 徹 自選展」(協賛・大阪教育大学)が5月30日(水)から6月3日(日)まで,神戸市内の原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館 王子分館)で開催されました。 150号以上の大きな油彩画から,木版画,水彩画など,大作を中心に220点が一堂に集められ,観覧者を驚かせていました。長尾彰夫学長も6月1日(金),会場を訪れ,犬童先生が池田分校で教鞭を執られていた美術学科教員時代のこと,20歳代の初期作から最近作までの様式展開の変遷,モチーフにしている馬や,楽器を演奏する人物などについて語り合いました。 今後の作家活動について犬童さんは「尊敬する葛飾北斎や富岡鉄斎は70,80代で素晴らしい作品を残しています。70歳になったばかりのわたしはまだこれから。スタート台に上がったつもりで,100歳まで作品を作り続けます」と力強く抱負を語りました。 なお,第57回二紀展(2003)に出品された代表作「ジャズに魅せられて」(写真)が,近く本学に寄贈されます。長尾学長は「先生のご厚意に感謝いたします。本学元教員で高名な画伯の代表作を間近に見て絵画の素晴らしさを味わってほしい」と話しています。
(広報室)