本学教養学科芸術専攻・美術コース3回生の寅屋美萌沙(とらや みもさ)さんが手がけたデザインが1月31日(火),大阪市南区堀江の商店街通りにあるゲートのデザインコンペで最高の賞である金賞に選ばれました。作品は,縦1.9m・横4.8m大で,今年5月には掲げられる予定です。 通りの名前は「Orange Street(オレンジ・通り)」。家具・インテリアの街・堀江から服飾や雑貨など,ファッショナブルでお洒落な若者の街へと発展しており,訪れるたびに発見がある街へと生まれ変わっています。 元々は「立花通り」と呼ばれており,堀江のメーン通りとして知られていました。通りに4か所あるゲートは訪れる人を迎えるシンボルマークとなっています。 コンペを主催した商店組合組織「堀江立花通ユニオン」は,現在あるゲートを新しい街にふさわしいデザインに変えようと,昨年11月,作品を公募しました。本学美術コースの学生のほか,関西における芸術系の大学からエントリーがあり,応募数は381件に及びました。
その中で,寅屋さんの作品が,人気投票によって街行く人や審査員の心をつかみました。寅屋さんは「将来はデザインの仕事に就きたいと勉強しています。ゼミの先生に勧められて応募しましたが,がんばれば認められるのだと実感しました。作品が街のシンボルとなって訪れる人の目を楽しませることができるので嬉しく思います」と喜びを語っています。 寅屋さんがデザイン制作のベースとしたコンセプトは次のとおりです。「“ファッショナブルな大人の街・堀江/立花通り”というコンセプトのもと,落ち着いた青色を基調にデザインしました。モチーフには立花通りの『オレンジストリート』という愛称から,蜜柑の木を使用しています。また,そのモチーフは,立花通りがインテリアの街であることから,家具に使用されているテキスタイルを彷彿とさせるようなデザインにしました。シックな背景に鮮やかなオレンジ色の蜜柑の実や,白抜きのORANGE STREETを置くことで,遠目にも目に付きやすくなっています」
(企画課広報室)