本学卒業生で短編アニメーション作家の和田淳(わだあつし)氏が,2月18日夜(日本時間19日未明)世界三大映画祭の一つである第62回ベルリン国際映画祭で「銀熊賞」(審査員賞)を受賞しました。同氏が監督を務めたフランスの短編アニメーション映画「グレートラビット」が,高く評価されたものです。 和田氏は,教養学科芸術専攻美術コースで学び,3回生の時に独学でアニメーション制作を始めました。これまでに短編やアニメの国際映画祭で数多くの賞を受賞し,2007年からは本学非常勤講師としてアニメーションを教えています。 芸術講座の江藤亮准教授は「これまでも,和田君の噂はいつも輝かしい業績とともに流れてきました。平成22年のベネチア映画祭での上映も驚きましたが,今回はそれを上回る驚きです。和田君には,非常勤講師として芸術専攻の授業を担当して頂いているので,直接学んだ学生たちも大変喜んでおります。現在は在外研修員としてイギリス滞在中ですが,今年9月に帰国してすぐ,後期の授業を担当して頂く予定です。これからも,本学の学生に夢と希望を提供し続けて欲しいと願っております」と話しています。
(企画課広報室)