大阪府内の中学生を対象にこの夏,本学柏原キャンパスで実施された「平成23年大阪中学生サマー・セミナー」(NPO法人大学コンソーシアム大阪主催)の「点字アート」(7月24日)講座に,附属池田中学校の1年生,丹原梨々香さんが参加しました。丹原さんは東日本大震災で被災した中学生への激励の言葉を,点字でメッセージボードに書き,そのアート点字作品が,福島県立盲学校に送られました。 後日,色紙にビーズで「ありがとう,がんばっぺ」(東北弁で「がんばるよ」の意味)と書かれた温かい返信メッセージが届けられました。また,ビーズの下に貼ってある点字には次のように書いてあります。【下記写真が実際の作品です。】
『丹原梨々香さんへ 福島県立盲学校中学部1・2年小倉しおり,佐々木まな,安西ひろより 元気の出るメッセージをありがとうございました。普段読んでいる点字よりも点が大きくておもしろかったです。私たちは元気なので,お互いに元気に頑張りましょう』 この講座を担当した教員養成課程特別支援教育講座の山本利和教授は「丹原さんの作品は福島の生徒たちを元気づけたと思います。丹原さんの作品はきっと大切にされていることと思います」と話していました。このメッセージのやりとりがきっかけとなって,福島と大阪の中学生の交流が始まることが期待されています。
(企画課広報室)