本学と大阪府商工会連合会との共催による創業支援セミナー「平成23年創業講座」が本学柏原キャンパスでスタートしました。平成13年度から毎年開かれているもので,今年で11回目を数えます。今年は5回にわたる講座が予定され,定員を大きく上回る65人の市民・学生が参加しました。 10月15日(土)の第1回の講座では,起業コンサルタントの大西正泰氏が「不景気起業の鉄則~起業の心構え~」と題して講演しました。「まず行動しないと何も始まらない。子どものような好奇心と情熱を持ち続け,創造的破壊に取り組むことを起業家のモットーにすべきだ」という大西氏は,「会社を経営するうえで自分をまず商品として売り込む」など起業の心構えを話しました。そのうえで,「弱者の戦い方を学ぶ」「勝つための仕組みを考える」「走りながら考える,考えながら走る」などのテーマに沿って参加型のワークショップを繰り広げました。
今年度も,中小企業診断士,ITコーディネーター,税理士,社会保険労務士等を講演者として迎える予定ですが,第4回の11月5日(土)には,「新しい創業のカタチNPO」をテーマに,NPO法人とソーシャルビジネスをめぐる現状や課題について,当事者や関係者からの講座も予定しています。 なお,第1回の講演冒頭には,主催者である本学の野田文子副学長,大阪府商工会連合会の今村實専務理事が激励の挨拶を行いました。本講座をコーディネートする關隆晴教授(教職教育研究開発センター)は「この講座は社会人教育としての役割だけでなく,教員養成を使命とする大阪教育大学としては学生教育としても重要な役割を果たす講座です」と話しています。創業講座は,今後も毎年,開催される予定です。
(敬称略)
※大阪教育大学の学生は全講演,当日参加が可能です。(満席の場合はお断りすることがあります。)【問い合わせ先】大阪府商工会連合会TEL:06-6947-4340shokoren@osaka-sci.or.jp
(企画課広報室)