「平成23年度学生生活研究セミナー兼山の家活用研究会」を9月5・6の両日,長野県北安曇郡白馬村にある本学宿泊施設の「遠見山の家」で開きました。このセミナーは,本学の学生支援の方策や,「遠見山の家」の活用計画について,研究することを目的に実施しました。本学教職員と学生計29人が参加し,「遠見山の家」の歴史や白馬村との連携について学習するとともに,新たな活用法について意見を交わしました。 現在,「遠見山の家」は本学スキー部や宇宙科学研究会が毎年利用していますが,大学構成員の利用が年々減っています。そこで,「遠見山の家」の新たな活用方法を探ろうと教職員と学生による宿泊交流を企画しました。セミナーでは,本年度,「地方の小規模校における教育実習」の現場として「長野県白馬村立白馬南小学校」での学校教育体験実習に参加する学生の宿泊施設として活用されることが報告され,参加者から注目を集めました。 参加者は,長野オリンピックの白馬ジャンプ競技場など周辺施設を見学,雄大な自然を満喫しました。サークルの代表として参加した学生は「施設のことがよくわかりました。今後,活動のうえで有効に活用していきたい」,芸術講座音楽コースの学生は「白馬村でのコンサートを開催したい」など感想を述べました。 学生支援実施委員会副委員長の太田順康教授は「各部局の教職員と学生たちが垣根を超えて有意義な意見交流を行うことができ,素晴らしいセミナーでした。これをきっかけに今後はサークルだけでなく,本学の教育活動にかかわる新しい利用方法の議論を深めてほしい」と話していました。
(企画課広報室)