スポーツを通し本学体育会学生と地域との交流を図り,子どもたちのスポーツ参加へのきっかけを与え,児童・生徒の体力向上や市民の生涯体育にも役立ててもらおうと,「スポーツ交流会 in OKU」が2月12日(土),柏原キャンパスで開かれました。 大阪教育大学スポーツクラブ,子どもの地体力(じからだりょく)向上プロジェクトの共催で,小・中学生,市民などのべ160人が参加。本学体育会から陸上,剣道,バレーボール,バドミントン,卓球,空手,体操,アメリカンフットボール,ラクロスなどの運動部に加入している学生,大学院生約300人が協力しました。 はじめに,子どもの地体力向上プロジェクトの特別企画として,早稲田大学競走部監督(スポーツ科学部教授)の礒繁雄氏を講師に迎えて「スポーツを楽しむということ」をテーマとする講演会を開催し,約80人が参加しました。礒氏は,陸上の世界レベルの大会に日本代表を数多く育てており,現在,2012年ロンドンオリンピック出場をめざしている江里口匡史選手(早大,100メートル走)などを指導しています。講演では,国内外のスプリンターのストライドと歩数,ピッチなどとの関係,バネと方向性の問題などを運動理論の立場から科学的に分析するなど,“100メートル走を9秒台で走るためのスポーツ科学最前線”を解説しました。そのあと,グラウンドに出て小・中学生,大学生などを対象に,礒氏の指導のもと実技講習を行いました。 体育館の各コーナーでは,「子ども体操教室」や各スポーツの基礎的な練習やゲームなどを通じて,学生と児童・生徒,市民などがスポーツの楽しさを体感しました。
(学術連携課,企画課広報室)