本学附属池田小学校(藤田大輔校長)は2月10日(木),10年前の児童・教職員殺傷事件を教訓に取り組んできた同校教員による不審者対応訓練を,初めて公開しました。2日間にわたって実施された平成22年度教育研究協議会での安全・道徳研修会の一環で,全国から集まった教員のべ760人が事前討議,訓練,事後討議のすべてを参観しました。 安全意識の高揚と不審者対応スキルの向上をねらいとしたもので,教職員25人が,校舎内に侵入した不審者に対応するシーンから,さすまたで取り押さえ,救命措置や警察をはじめとする関係者への連絡,職員室に設置されたボードへの安否情報の書き込み,事後の反省ミーティングなど,一連の訓練に参観者は真剣な表情で見入っていました。 同校では,年間5回の訓練を通して,不審者への対応方法を学び,教職員一人ひとりの安全意識の高揚を図っています。 同校は,昨年3月,WHOから日本初の「International Safe School」(ISS)に認証されました。これは,安全・安心な学校づくりに組織的,継続的に努力している学校が認証されたものです。これまで推進してきた安全教育や学校安全への取り組みと,あわせて公開されました。
(企画課広報室)