環境に優しいクリーンエネルギーの使用を促し,地球環境保全を積極的に推進するエコな大学へ――。国立大学としてはトップレベルの規模と発電電力を有した太陽光発電システムが本学柏原キャンパスで竣工し,その完成記念式典が4月6日(火),現地で開催されました。 柏原キャンパス南側約3,000平方メートルの敷地に,960枚(1枚99cm×150cm)のパネルが10列に設置されており壮観です。柏原キャンパスの新しいランドマークとして注目を浴びそうです。 完成されたシステムは,太陽光を効率的に取り入れることができるよう,パネルが南に20度傾斜して均等に配置されています。太陽光電池容量は約200kW,年間発電電力量は約21.5万kWhです。これは,柏原キャンパスの1年間の電力量の3.3%を占め,附属図書館の1年間の照明設備の消費電力をまかなえる量となっています。 施設課によると,このシステムを導入したことによる環境貢献の目安としては,二酸化炭素(CO2)削減効果が年間約6.8万㎏,森林面積換算だと約19万平方メートルで,柏原キャンパス敷地面積(約67万平方メートル)の3割近くを占めることになります。 式典で長尾学長は「本学が手がける地球に優しい環境づくりの一環であり,エコ追求の設備の完成を喜んでいます」と挨拶しました。
(企画課広報室)