大阪教育大学第二部は,「第二部創立60周年記念の夕べ」(以下,記念の夕べ)を10月31日(金)に天王寺キャンパスミレニアムホールで開催しました。第二部は昭和29年(1954)4月,国立大学で唯一の夜間の小学校教員養成課程として天王寺キャンパスに設置されました。昭和32年から今日まで,4,600名を超える卒業生を送り出し,平成26年(2014)4月,創立60周年を迎えました。その記念の催しとして,「記念の夕べ」を開催し,教職員・在学生・卒業生・修了生など,あわせて約120名の参加がありました。また,開催にあたっては,学部学生によるオープニング・アクトも行われました。 「記念の夕べ」は田中俊弥夜間学部主事の司会のもと,冒頭,栗林澄夫学長より挨拶があり,つづいて「たゆまぬ歩み」をテーマイメージとした本学名誉教授の田中紘二先生のピアノ演奏と本学教授・大木愛一先生のチェロ演奏による記念リサイタルが行われ,迫力あるその演奏に盛大な拍手が送られました。 ついで,「グローバル時代におけるコミュニケーション力の涵養」という演題のもと,元NHKアナウンサー・高梨敬一郎氏による記念講演が行われました。高梨氏は,グローバル時代にあっても,コミュニケーション力の根幹は相手を尊重して「聴くこと」であり,相手のいいところを見つけ声をかけていくことがその力を錬成していくための道であることを,自身の体験や具体事例に基づいて話しました。講演後は,フロアーからの質問にも答え,和やかな雰囲気のなかで記念講演を終えることができました。 「記念の夕べ」の締めくくりとして,「栄光に向かって」と題した現今の第二部の活動映像がスクリーンに映し出されました。参加者は,往時をふりかえり,第二部の未来に思いをはせていました。
[左上写真]学部学生によるオープニング・アクト[右上写真]栗林澄夫学長による祝辞[左下写真]大木愛一教授(写真左)と田中紘二名誉教授(写真右)による記念リサイタル[右下写真]高梨敬一郎氏による記念講演
(天王寺地区管理課)