特別支援教育特別専攻科
特別なニーズのある子どもを理解し支援する高い実践力を養う
●取得可能な免許状
特別支援学校教諭一種免許状
[領域]
「知的障害者」「肢体不自由者」「病弱者」教育に関する分野
目的
子どもたちの障がいは、多様化、重度化、重複化が進んでいます。また、通常の学校においても、障がいのある子どもへの理解と支援が求められています。本専攻科は、特別支援教育の充実に資するために、発達障がいをはじめ様々な障がい領域に関する専門教育を行い、実践的な指導力のある教員を養成することを目的としています。
概要・特色
本専攻科では、インクルーシブ教育システム構築の観点から、子どもの個々の能力や個性、ニーズに応じた高度な教育支援を実践できる教員の育成をめざします。通常の講義に加えて、現場における実習経験の機会を豊富に用意し、実践的な知識が習得できるようになっています。修業年限は1年で、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の教諭の普通免許状のいずれかを有する方は、特別支援学校教諭一種免許状を取得することが可能です。
アドミッション・ポリシー
1.基本理念・目標
特別支援教育特別専攻科では、特別支援教育の充実に資するために、主に現職教員を対象に、発達障がい教育をはじめ充実した専門教育を行い、実践的な指導力のある教員を養成します。特別支援教育の現場では、子どもたちの障がいの多様化、重度化、重複化が進んでいます。本専攻科では、子どもたちの能力や個性に応じた高度な教育的支援が実践できる教員育成をめざします。さらに、学校安全や危機対応についての知識や能力を養います。
2.求める学生像
- 特別支援教育教員をめざすために必要な基礎学力があり、十分な教育実践力を身につけようとする意欲にあふれる人
- 特別支援教育の教職に就くことを強く希望し、その意志を持ち続けることのできる人
- 障がいのある子どもたちの成長にかかわることにやりがいと使命を感じることができる人
- 人とコミュニケーションを図る優れた能力や個性を備えている人
- これまでの生活体験をとおして、学校や教育への親しみや関心を強く抱いている人
3.入学者選抜の基本方針
基本理念・目標等にふさわしい学生を受け入れるために,次の入学者選抜を実施します。入学者選抜では,「小論文」・「面接」・「研究計画書」を課します。
- 「小論文」では,特別支援教育教員として必要とされる読解力,理解力,思考力,文章構成力や表現力を特に評価します。
- 「面接」では,特別支援教育に関する幅広い知識や関心,特別支援教育に従事し貢献したいという強い意欲・使命感・責任感を特に評価します。
- 「研究計画書」では,特別支援教育に関する現状と課題を明確に理解した上で,多角的な視野から具体的な問題解決の見通しを有した研究計画を特に評価します。
4.入学前に学習しておくことが期待される内容
- 大学卒業レベルと同等の基礎学力
- 取得した教員免許状に基づく基本的な知識・技能及び教職実践力
- 特別支援教育及び関連分野に関する基本的な知識・技能
- 特別支援教育を担う一員として協働して取り組む力
- 特別なニーズを有する子どもたちの能力や可能性を最大限に引き出すための柔軟な思考力・行動力
→さらに詳しい情報は特別支援教育講座のページでご案内しています。