9月30日(金)に、教師の魅力を発信し、教師をめざす若者を増やすことを目的に、「教師冥利に尽きるボイスドラマ」3本を公開しました。
これは、「教師冥利に尽きるエッセイ」に寄せられたエピソード92作品から2作品、加えてスピンオフ企画の「恩師への手紙」に寄せられたエピソード21作品から1作品を選定したものをもとに、本学公認サークルである放送研究会に所属する教員志望の学生が脚本し、同サークルの学生らの出演協力のもと制作したものです。
今後、ボイスドラマは、学生や高校生のキャリア教育などに活用し、教師の魅力向上をより一層推進していく予定です。
教師冥利に尽きるボイスドラマ
「みおちゃんせんせは厳しい」校種:小学校
小学6年生のときに書いた10年後の自分宛の手紙を見つけた蒲倉。手紙には当時の担任の先生だった“みおちゃんせんせ”のことと、最後には「今、自分に厳しくしてくれる人はいますか?」という言葉が…。
子ども時代の自分から届いた手紙を読んだ青年の、恩師への思いを描く。
*元にしたエピソード「叱られて初めて気づくこと」
「あやの話」校種:小学校
小学4年生の担任の木下は、絵本『花さき山』の物語にちなみ、「誰かに優しくできたときや、誰かのけなげさを見つけたときに、紙でかたどった花を教室に飾ろう」と4月の学級開きからクラスに呼び掛けてきた。教室の花畑が満開に近づいてきた2月のある日に起きた事件とは…。
子どもの優しさとけなげさに寄り添う教師の姿を描く。
*元にしたエピソード「『花さき山』白衣の出来事 ~本当の優しさ、温かさ、思いやりとは~」
「恋え」校種:高等学校
ある日、高校数学教師の立石は、車いすを使う生徒の母親から「息子が校内を1人で移動できるようにエレベーターを付けてほしい」と相談を受ける。立石がエレベーターの設置検討と共に提案した内容とは…。
教師の思いやりと、それをキッカケに変わっていく1人の生徒の姿を描く。
*元にしたエピソード「自立への歩み」
ボイスドラマの制作に携わった「放送研究会」の学生たち