インドで発見された新種植物に向井康比己名誉教授の名前が付けられる

2024.08.20
教員の活動紹介

インドで発見された新種植物に向井康比己名誉教授の名前が付けられる

 インドのマハラシュトラ州コルハプル県アジャラのヒラニアケシ川の河岸で、キジカクシ科(旧分類法ではユリ科)のディプカディ属で新種が見つかり、インド人研究者によりDipcadi mukaianumと名付けられました。mukaianumは、向井名誉教授のこれまでの植物分子細胞遺伝学の分野での貢献をたたえるという思いから、種小名としてと命名されました。

 これに関する論文(https://doi.org/10.1007/s10265-024-01558-9)はSpringer-Nature発行の日本植物学会の国際誌(Journal of Plant Research)にて、2024年7月16日にオンラインで発表されました。

 高等植物の新種は日本ではほとんど見つからない上に、人名が付けられることは珍しいことです。命名者の一人であるインドのシバジ大学のLekhak博士は2019年に日本学術振興会の博士研究員として半年間本学でユリ科植物の分子細胞遺伝学の研究を行いました。

新種植物の写真と学名の画像